オリーブの実の果肉からとれるオリーブオイルは搾ったままを口にできる唯一の植物油で、その安全性と健康への効果は地中海地方の長い歴史を通じて証明されています。また素晴らしい味と香りが日本の食卓でも受け入れられ私たちの食生活に新しいページを開こうとしています。
100%オリーブの実から採った油しかオリーブオイルとは呼びません。オリーブオイルの国際規格は厳密で「オリーブ樹の果実だけから採取した油で、溶剤を使用したり再エステル化処理によって得られた油ならびに他のいかなる種類の 油も一切含まない油」と定義されています。
オリーブオイルは大きく分けて3種類あります。
バージンオリーブオイルでも、ある種の感覚刺激性や酸度の高いものがあります。この強い感覚刺激性や高い酸度を精製処理で取り除いたのが精製オリーブオイルです。
バージンオリーブオイルと精製オリーブオイルをブレンドしたオイルです。通常「ピュアオリーブオイル」と呼ばれ、酸度は1.5%以下です。
オリーブ樹は地中海地方を中心に栽培されています。樹齢(500年を超すものもある)、品種、土地の状況などに応じて、新しい技術を取り入れた適切な栽培管理が行われています。地域により異なりますが、北半球では5月から6月の間に花が開きます。グリーンオリーブスは9月末から11月初めに、ライプオリーブスは11月から3月にかけて収穫します。果実は傷つきやすいので摘み取りには細心の注意が払われます。
収穫した果実はただちに工場に運び、混入している土砂や葉を取り除き、洗浄します。これを巨大なミル(臼)あるいは金属製のハンマーミルで砕き、ペースト状にして一定時間ゆるくかき混ぜます。これを圧搾して油を採る方法が以前は主流でしたが、現在は、遠心分離法やパーコレーション法などの新しい採油法も多く用いられています。これらの方法単独または併用によって、油状の液体と固体(かす)とに分けます。油状の液体には油と植物性の水分および微量の固形物が含まれています。昔はこの液を静置し、比重の差を利用して上澄みの油を採っていましたが、最近では主として遠心分離機が用いられています。
●ろ過/検査/分類/出荷採取したオリーブオイルはろ過した後、酸度測定と官能検査によって分類・貯蔵します。最後に油の物理的・科学的性状を綿密に調査し、品質を確認した後、瓶や缶に詰めて出荷されます。